仮想通貨(暗号資産)とは?わかりやすく解説

投資

今回の記事では、「仮想通貨って何?」「仮想通貨は電子マネーとは違うの?」「仮想通貨ってどうやって買うの?」そういった人に向けてわかりやすく簡単に解説していきます。これから仮想通貨を始めたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

仮想通貨とは

仮想通貨(暗号資産)とは世界中で使える電子通貨の総称です。インターネット上でやり取りできる財産的価値であり、法定通貨(日本円や米ドル等)と交換可能です。電子的に記録され移転することができ、ほとんどの国や地域では法定通貨ではありません。2021年9月に中米エルサルバドルでビットコインが法定通貨となっています。代表的な暗号資産にはビットコインイーサリアムなどが在ります。

セキュリティーを高めるために暗号化技術を活用して作られたことから、海外では暗号資産と呼ばれています。仮想通貨と暗号資産は呼び名が異なりますが、意味はどちらも同じものです。

仮想通貨(暗号資産)の定義
  • 不特定多数に対して支払いができ、法定通貨と相互交換ができる
  • 電子的に記録され移転できる
  • 法定通貨ないし法定通貨建て資産(プリペイドカードなど)ではない

仮想通貨と電子マネーの違い

仮想通貨は電子で管理されている通貨なので電子マネーなどと同じようなもととして考えられがちですが、まったく別のものです

電子マネーは、基本的に電子マネーを発行する企業が円の代わりに発行しているものなので 価値としては円と変わりません。それに対して仮想通貨はそれぞれの通貨がそれぞれの価値を持っています。

仮想通貨の価値は、為替と似たようなもので1ドルが120円の時もあれば100円の時もあるようにぞれぞれの価値には変動があります。中には無価値なものとして存在している通貨もありますが、仮想通貨ではわかりやすく企業で行わているサービスなどの価値が通貨の価値に影響を与えます

通貨を発行している企業やサービスの利用者が増えれば増えるほど、その通貨の利用者が増えることになり利用者が増えるほど一人当たりの通貨保有量が減るため、その通貨の価値は上がっていきます。

日本円などの法定通貨を電子化したものが電子マネーで、仮想通貨はそれ自体が通貨として独立しています。

仮想通貨の種類・銘柄

仮想通貨には様々な種類があります。その中でも代表的な2つを紹介します。

ビットコイン(BTC)

ビットコイン(BTC)は世界初の仮想通貨であり、現在でも仮想通貨の基軸通貨的な存在となっています。ビットコインの特徴には以下のものがあります。

  • 時価総額第1位の仮想通貨
  • 決済手段として普及
  • エルサルバドルが法定通貨に採用

仮想通貨の時価総額ランキングが長い間1位であり、過去最高値は1ビットコイン777万円を記録したこともあります。ビットコインの値動きが仮想通貨全体の値動きにも直結している傾向です。

決済手段としても普及してきており、今後もビットコインで決済ができる店舗が増えていくことが予想されています。さらに、中米のエルサルバドルではビットコインが法定通貨として採用され、通貨としての信頼性の高さも伺えます。

アルトコイン

アルトコインはビットコイン以外のすべての仮想通貨の総称です。

アルトコインが一括りにされる最も大きな理由は、ビットコインがすべての始まりであり、ほとんどのアルトコインの取引においてビットコインが基軸通貨として使われているからです。

ビットコインの価格が変動するとアルトコインの価格がつられやすいのはこのためです。アルトコインは日々増加していますが、日本国内の取引所が扱う代表的なアルトコインには以下のものがあります。

  • イーサリアム(ETH)
  • リップル(XRP)
  • ライトコイン(LTC)
  • エンジンコイン(ENJ)
  • オーエムジー(OMG)

国内取引所で取り扱っている銘柄はホワイトリストとも呼ばれ安全性が高いと言われています。アルトコインは国内取引所で購入可能なホワイトリスト入りしている銘柄から選ぶといいでしょう。

一般社団法人日本暗号資産取引業協会(JVCEA)のサイトから、ホワイトリストの銘柄一覧を確認することができます。

仮想通貨の特徴・メリット

特徴
  • ブロックチェーン技術による記録・管理
  • 中央管理者・発行元が存在しない
  • 発行枚数上限があることが多い

仮想通貨は、ブロックチェーン技術によって記録・管理されています。ブロックチェーン技術では不特定多数の場所でデータが鎖のように繋がれているため取引の改ざんやデータの破壊が極めて困難であるとされています。

仮想通貨の取引は参加者全員で取引を監視する「P2P」というシステムが採用されています。日本でいうと日本銀行のような中央管理者や発行元は存在しません。

P2P:peer-to-peerの略称のことで、不特定多数の端末(スマホなど)がサーバーを介さずに端末同士でデータファイルを共有することができる通信技術または、ソフトウェアのこと。

中央管理者が不在でも参加者全員で監視していることにより、通貨の価値が担保されているのが特徴です。

法定通貨であれば、日本銀行による経済状況に応じた金融政策などによって通貨の供給量が調節されます。一方で、仮想通貨は中央管理者が存在しないため通貨の供給量を調節するということがありません。だから、発行枚数の上限を定めることで通貨の価値を維持しているものが多いです。

メリット

  • 少額から投資をすることが可能

仮想通貨は少額から投資を始めることができます。多くの場合は、500円程度からです。仮想通貨はハードルが高そうと感じている方でも少額から始めることができるので投資としての一歩を踏み出しやすいことがメリットです。

  • 市場が大きく、今後の成長性が見込める

仮想通貨の市場は大きく、将来性が見込めます。近年、知名度も上がってきており更なる価格上昇が見込まれます。海外のエルサルバドルで仮想通貨が法定通貨と定められたことがきっかけで投資家たちが注目し始めました。

  • 24時間365日取引することが可能
 
投資 取引時間
仮想通貨 24時間365日
FX 平日24時間
株式 平日9:00~15:00

仮想通貨は24時間365日取引することができライフスタイルに合わせて投資しやすいことが大きなメリットです。具体的には、コンビニ入金やクイック入金で簡単に時間を気にすることなく取引することができます。そのため、値動きを見て一番いいタイミングで自由に取引することができるのでチャンスが増えると言えます。

  • 少額で大きな利益を狙える

仮想通貨に投資するメリットではありますが、ボラティリティ(値動き)の大きさから少額の投資でも大きな利益を狙いやすいです。過去には底値からの比較で1,000倍、10,000倍以上になる通貨も存在しています。「億り人」という言葉が話題になったように、予想を超える利益をもたらす可能性は大いにあるでしょう。しかし、仮想通貨を買った時よりも価値が下がり損失を出す可能性もあります。

初心者が仮想通貨取引所を選ぶ際の3つのポイント

仮想通貨を始めるには、まず仮想通貨取引所で仮想通貨を購入するところからです。ここでは、初心者が仮想通貨取引所を選ぶ時のポイントをご紹介します。

  1. セキュリティの高さで選ぶ
  2. 取引手数料の安さで選ぶ
  3. 使いやすさで選ぶ

セキュリティの高さで選ぶ

過去、ハッカーによって大量の仮想通貨が流出してしまう事件があり、仮想通貨は危険というイメージがついてしまいました。これは、仮想通貨に問題があったのではなく、仮想通貨取引所のセキュリティに問題があったのが原因です。そのためセキュリティのレベルが高く、顧客資産の管理方法といった金融に必要なサービスのノウハウも含めて慎重に確認しましょう

手数料の安さで選ぶ

仮想通貨は取引手数料の安さで選ぶこともできます。手数料といっても様々な手数料があります。例えば公開している手数料はもちろん、実質的な手数料であるスプレッドがあります。スプレッドは売値と買値の差額で、仮想通貨取引所ごとによって異なります。そのため、スプレッドが狭いところを選びましょう

仮想通貨のまとめ

仮想通貨は、電子マネーとは全くの別物で、それぞれの価値があります。そして今後、様々な国や地域で決済手段として利用されていくことが予想されています。

仮想通貨自体は不特定多数の端末でデータが監視されているのでセキュリティ性は高いです。

また、仮想通貨は投資の対象としても注目を集めており、少額で投資を始めることができ大きな利益を得ることができる可能性があるため、初心者は投資の初めの一歩を踏み出しやすいです。

投資に興味のある方はぜひ、仮想通貨投資から始めてみてはいかがですか

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